大食い?小食?ダイエットの敵│【脾】タイプ
ココロとカラダをHappyに♪
kokokaraアロマ師 鍼灸師のMamikoです。
カラッと晴れた温か陽ざしを浴びたとき、両手・両手を大きく上に伸ばしたくなりませんか?
やる気に満ち溢れて、何でもできそうな気がしたり。
こんな日にランニングしているとどこまでも走って行けそうな気がするのは私だけでしょうか??
【脾】の性質とは?
・食欲不振になったり、過食になったり
・甘いものが食べたい!
・気力が出ず、ダルイ
・お腹が冷える
・下痢しやすい
・月経血が多い、不正出血しやすい
・むくみやすい
などなど
これ、【脾】の不調です。
【脾】は解剖学で言うところの「胃」に相当し、消化・吸収の働きを担い、
ヒトが元気に生きていくために必要なエネルギーを作る源です。
生きていくためのエネルギーを作り出すため、東洋医学では「氣血水の源」と言われています。
そして、自然界の五行でいうと【土(ど)】に相当します。
土は、枯れ葉や動物の排泄物や遺骸などから栄養・水を作り出し、貯え、植物など自然界の生物に与えます。
まさに「胃」の働きです。
そんな働き・性質が【脾】にはあるのです。
また、【脾】=「胃」は、カラダの中心腹部にあり、栄養素や水を作り、血管の中の血液に乗せて、肺や頭の上部へも足の下部へも体中へ送り出します。
血管の中を通るので、流れる方向も決まっています。
まとめると【脾】は、
*食べ物を栄養素・エネルギー・水・血液などに変化させる
*上へも下へも運ぶ
*まとめて流れを作る
働きです。
【脾】=「胃」
なので、経験している症状も多いのではないでしょうか?
消化不良になると下痢を起こしますが、それだけでなく【脾】は水にも関わるので、腸の中で水が多い場合も下痢になります。
また、むくみも体内の水分代謝が原因でおこりますので、【脾】の不調と考えられるのです。
【脾】と【肺】の関係
【脾】→【肺】への赤い矢印。
これは相性関係です。
【土】から【金(属)】が生まれるので、親子関係ですね。
【脾】で食べ物から変化した栄養素やエネルギーは血液にのって【肺】へ届き、肺自体の機能を助けます。
また、【肺】はガス交換の場所。
血液中には酸素もあり、酸素を【肺】へ届けることでガス交換をスムーズに行います。
【脾】と【腎】の関係
【脾】→【腎】への青い矢印。
これは相克関係。
土は水を吸収します。
土がたくさん吸収したら、カラダの水分が足りなくなります。どんどん作らなければいけません。
結果、【腎】が疲労してしまいます。
【腎】は、解剖学的に腎臓にも相当すると考えられ、その【腎】には水が蓄えられています。
本来潤っている臓器です。
水は生きていく中で大切な物質。
水が【腎】から無くならないように【脾】が食べ物からその時必要な水やエネルギーを作り出し補うことで、【腎】の働きを抑制(コントロール)しているのです。
また、【腎】には生まれ持ったエネルギー(精といいます)を貯蔵している場所でもありますが、【脾】できちんと氣血水の栄養を作り出せなければ、【腎】からそのエネルギーを引き出さなければなりません。
やはり【腎】が疲労してしまいますし、本来、生まれ持ったエネルギー(精)は少しづつ成長や生殖などに使いたい。
それが、日々の生活のエネルギーに使われてしまうと、カラダを作ることが出来なくなります。
【脾】の機能がきちんと働かなければ、【腎】に負担をかけることになるのです。
【脾】ブレンド
そんな【脾】タイプのメインブレンドは『クマザサ(熊笹)』と『チンピ(陳皮)』。
『クマザサ』には、細胞を修復・保護する作用があります。
体力的な疲れやストレスなどの蓄積で、自らが分泌した過剰な胃酸により胃壁が損傷を受け、胃痛や胸焼け、嘔吐。
放置しておくと、胃・十二指腸潰瘍となることが多く見られます。
このような症状にクマ笹エキスを飲むと、症状が改善されたという報告があります。
また、副腎皮質に作用して副腎皮質の機能を高める作用があります。
副腎は抗ストレスホルモンを分泌する臓器。
過剰に掛かったストレスにより疲労してしましますが、その副腎皮質をサポートしてくれます。
ちなみに、副腎皮質を切除した動物は食欲が落ち、嘔吐と下痢を繰り返し、血圧も体温も低くなり、暑さや寒さに対する抵抗力も弱まって、やがては死んでしまうそうです。
他に、血液の循環を良くすることで、血液中のコレステロールを改善、尿として排泄する利尿作用があったり、殺菌・解毒作用のある「安息香酸(あんそくこうさん)」を含んでいるため、胃の中で細菌が増殖するのを抑えてくれます。
胃で菌と言ったら、胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因であるピロリ菌や黄色ブドウ球菌。
これらの細菌も抑制し、症状改善に役立ちますね。
つづいて、
『チンピ』
チンピは、胃腸を調整し、おなかの張りを改善します。
咳を鎮め、痰を取り除く作用があり、風邪の妙薬としても知られます。
精油成分で聞かれる、リモネン、リナロール、テルピネオールによる鎮静作用やダイエット作用
ヘスペリジン、フラボノイドなどフィトケミカルなどによる血流Up、アレルギー反応抑制
中でも注目の成分、β-クリプトキサンチンは、癌の抑制や生活習慣病の予防効果があると報告されています。
ビタミンCも豊富ですから、抗酸化作用も期待できますね。
こたつでみかんではなく、スチームでみかんと言ったところでしょうか??
傷ついた胃をサポートしつつ、ストレスケア、抗酸化作用とまさに【脾】のブレンドですね。
イベントの多いシーズン。
【脾】の立て直しにお役立てくださいね。
残すところ【肺】と【腎】の二つ。
月内には2つともアップしたいと思います!
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