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執筆者の写真ココロとカラダのアロマ鍼灸師 Mamiko

「痛い」の我慢?それとも好き?

ココロとカラダのBestBalanceへ

最近、よく転ぶアロマ鍼灸師のMamikoです。



「肩こりがひどくて、違うところに行ったけど、すごく痛くて、我慢大会だった」

と。

マッサージあるあるですね。 GW中の連休で予定がPranaと合わなかったようです…。


確かに、コリやハリは強い部位へのケアは、「痛み」を伴うことがあります。

コリやハリは、筋肉が硬くなり、神経を刺激していたりするので、そういった場合は「痛い」です。

血行も悪くなっているから老廃物もあるし、圧によって無理に動きが出れば、「痛い」ですね。


彼女の場合、「痛い」が苦手というのもありますが、これは日本の文化によるものだと思います。

日本には「指圧」の文化があり、「痛い=効く」だったり、「我慢」や「忖度」の文化があるから、「我慢大会」が開催されてしまうのです。


でも、「痛み」という感覚は、「カラダを守るための警告信号」です。

痛みによって、ケガや故障、病気の防止・予防になります。

そのためにカラダは、その痛みから逃れるために様々な反応を起こします。

多くは「逃げる」だと思いますが、マッサージなどの場合、ベッドからは逃げられません。

この場合は、圧のかけられている部位の筋肉がさらにギューッと硬直し、反発し「痛みから逃げる」ことが多いです。

ただでさえも硬いのに、痛みを感じることで「その部位もカラダも防御反応」でギューッと硬くなる状態です。


また、強い圧は、組織を壊して今うことも。

正確ではないのですが、スーパーで買った鳥の胸肉を指で押した経験があると思いますが、指が肉にズボッと入りませんか?

それって、肉=筋肉組織が壊れています。

既に生命のない肉=筋肉組織なので、生きている肉=筋肉組織とは明らかに違いますが、そんなに強くない力で人や動物の組織は壊れます。

だから、マッサージもグイグイ圧をかけると組織に影響を及ぼすことがあるのです。


ちなみにコリやハリが起こるのは筋肉。

その筋肉の特性は「伸び縮み」。

「伸びたり縮んだりする」ことで

・動くことが出来る

・カラダを支えることが出来る

・血液、水分が流れ、カラダの細部へ酸素や栄養、ホルモンが行き届く。

・リンパ液が流れ、免疫を獲得でき、さらに老廃物の排泄ができる。

のです。


筋肉のざっくりした分かりやすいイメージは、お餅や団子。

伸びるけど、纏まることも出来る。


程よい暖かさで伸びたり縮んで纏まりやすいお餅や団子って、食べすくて美味しい!

お米の味も感じたり、餡やお醤油、きな粉と絡みやすい!

程よい水分量だと飲み込みもし易いですよね。


筋肉もそんな感じで、

・程よい暖かさ=血液が行き届いて、酸素・栄養も行き届いて潤っている。老廃物の排泄もしっかりできる。

・伸びたり縮んだり=動きが滑らか。フワッとした柔らかさで、様々な栄養素を受け取りやすい。

といった感じでしょうか?

筋肉は、潤いや柔軟性があることがベストなんです。


この柔軟性を筋肉に呼び戻す。

と同時に、ココロの中へも働きかけるようにするのが良いと私は思っています。

なので、ケアでは、「循環を良くする」ために「心地良い」や「気持ちが良いぃ~」を感じる事が絶対に必要。と考え、「心地良いケア・治療」が生まれました。


「圧をかけて、抜く」はポンプのような働きになるので、血液の流れが良くなる効果があります。

圧をかけること自体は悪い事ではありません。


でも、「我慢する圧」なのか「心地良い圧」なのか?の差は大きいです。

カラダの部位やコリの状態によっては、「我慢する圧」をかけることはありますが、全体のケアに応じて、「時間・量」の加減を行います。


鍼灸も一緒。

ざっくりですが、皮膚や筋肉に微細な傷を作ることで、カラダ中が傷を修復しようと働き始めます。

単純にその場で傷を治す物質を分泌したり、鍼や灸を異物と捉えて免疫機構を作動したり、そのためにありとあらゆる神経が働きだし、ケア・治療へと結びつきます。

でも、鍼は先端が細いし、注射の経験から「痛い」は刷り込み済み。

お灸も、火傷の経験から「熱い・ひりひりする」が刷り込み済み。

だから、「鍼灸=怖い」が時に、「カラダをギューッと強張らせ、防御反応」に結び付きます。


「この症状には鍼灸が良い!」と言われても、先端恐怖症やトラウマがある方が鍼灸を受けたら、だたの罰ゲーム、いや、拷問ですね。

症状緩和へ導くことなんて絶対に無理。


マッサージも鍼灸も効果はしっかりある。

でも、やり方によっては「カラダに毒」になります。

なので、Pranaでは、「心地良さ・気持ち良さ」を引き出すために適度な刺激で行い、そこにアロマの香りをプラスして「さらに心地良い・気持ち良いをグレードアップする」のです。


だから、好みやココロとカラダの状態によって、

・鍼灸

・アロマ

・鍼灸&アロマ

を使い分け。


実際に

「自律神経を整えるのに鍼灸が良いって言われたけど、鍼灸じゃないとダメなの?」

って聞かれたことがあります。

続けて「鍼、怖いんですよね…」と。

恐怖心を持ちながら治療しても、カラダが強張る一方で、良いわけない!

こんな時は、アロマケアにします。


また、鍼灸への興味度もケアの組み立てには重要。

「鍼灸はちょっと怖いけど、興味がある」時は1,2部位にちょっとプラスしてみたり。

そうすると、鍼灸へのポジティブ感が上がりつつアロマの効果もUP。

ココロとカラダがベストな状態へ導けます。


「今日はアロマオイルの気分!」

だったら、効果に準じたアロマオイルをいくつかチョイスしていただき、「心地良い・気持ち良い」を引き出し、凝っている部位は、合わせた手技でしっかりケアします。


こんな感じで行う【本人の「心地良い」・「気持ち良い」感覚】が私・Pranaのケアの基本。

基準は「痛気持ち良い」。


「痛いの大好き」「痛くないと効果ないよね」「メディアが絶対!って言ってたから」

と思っている方は、Prana向きではありません。


ココロとカラダのサインは必ずあります。

そのココロとカラダのサインを感じてもらうことも、ケアには重要なことの1つ。

せっかくの時間とお金をかけてのケアですから、「心地良い・気持ち良い」は必ず感じて欲しい。

そして、そのことによって感じた感覚・サインも受け取って欲しい。

そう思っています。

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