ココロとカラダをBestBalanceへ
GWの疲れが出始めランニングを怠けているアロマ鍼灸師のMamikoです。
「ドクダミ」の花が咲き始めましたね。
この花が咲くと、初夏になったなぁと同時に清らかな気分になります。
ちなみに「ドクダミ」には、「毒」はなく、「毒を矯める(ためる)」と言う意味から「どドクダミ」になったと言われています。
ちなみに「矯める」には、悪いものを良くする・曲がっているものを真っすぐにする・じっと狙いをつけるの意味がありますので、「悪いものをロックオンして良い方へ導く野草」と言った感じでしょうか?
ただ、匂いが独特なので、嫌煙されがちですが、
10個の薬効があることから「十薬(じゅうやく)」とも言われて、とっても役立つ万能薬草です。
生命力が強く、住宅周辺や道端などあらゆるところに自生しているので、見たことがある方がほとんどではないでしょうか?
生のフレッシュな状態では、使われることは少ないのですが、利尿作用や動脈硬化の予防、解熱や解毒などの効果があり、葉を乾燥し煎じて飲んだり、入浴剤として使用したりします。
解毒効果からは美容効果やデトックス効果が期待できますね。
ミネラル・ビタミン・ポリフェノールも多いのも嬉しいところです。
【効果・効能】
➀血管・血液に関する効果
カリウムが多く含まれているため、高血圧の原因となるナトリウムを排出する働きがあります。また、ポリフェノール類(クエルシトリン・クエルセチン・ルチン)の働きにより毛細血管を強化&血流促進も期待できます。
➁肩こり・冷え症・むくみ改善
血流促進による効果の1つ。余分な水分の排出を促すので、女性に多いむくみ改善も期待できます。
③便秘解消
マグネシウムの働きにより、腸に水分が集まり、便通改善へ。マグネシウムは非刺激性便秘薬の主成分。天然の便秘改善薬ですね。
また、他のミネラルの働きによる腸の動きを刺激する効果も。腸の動きの悪いことで起こる便秘解消にも期待できます。
④アレルギー・吹き出物・ニキビ・湿疹・美肌の緩和
水分の排出や便通改善で、カラダに不要な老廃物の排出が高まります。花粉症を始めアトピーなどのアレルギー症状の緩和やニキビ、吹き出物、湿疹などお肌に関しては、ポリフェノールによる殺菌抗菌作用で、お茶以外に入浴剤や化粧水などとして使用することで、お肌トラブルの改善にも。
ポリフェノールは、酸化を抑制するパワーもありますので、シミやシワなどにもおススメです。
⑤婦人科系のお悩み
むくみ解消にもつながりますが、生理前はホルモンの作用により水分をため込むため、むくみを感じやすい方も多いと思います。
血流も良くなるので、冷えを軽減し生理痛緩和にも。
などなどです。
【注意点】
お茶にして飲むのが一番取り入れやすいと思いますが、飲み過ぎは注意です。
ご自身の体調や状態に合わせて、1Lを2~3日に分けて飲むペースで。
腎臓にお悩みを抱えている方は高カリウム血症になる危険があるので注意が必要です。
また、胃腸が弱い方もお腹が緩くなったり、子宮収縮作用もあるので妊娠初期や授乳中は控えめに。
【使用方法】
➀入浴剤
入浴剤として使用するときは、乾燥した葉をお茶パックに詰めて煮詰めたものをそのまま浴槽に入れちゃいます。
生の葉でもOKですが、少々刺激が強いので、ご注意ください。
ちなみに、私は市販のドクダミ茶を1包500mlくらいの水で煮出したものを使っています。
➁お茶
入浴剤もそうですが、お茶として飲む場合も、煮出した方が成分がしっかり出ますので、時間があるとき、効果効能を感じたいときは煮出してくださいね。
お茶の場合濃すぎると、渋みと言うか苦味を感じると思います。パッケージにかかれた分量で作ってみて、お好みの濃さを見つけてくださいね。
この時期はPranaでも時々ですがお出ししています。
ちょっと甘味があると飲みやすいかなと思い、「甜茶」をブレンドしています。
ほんのり、そして、あとに残らないスッキリした甘みでおいしいですし、砂糖や人工甘味料ではないので安心です。
ただ、甘いお茶が飲みたかっただけですが、結構好評だったので。
ドラックストアで手に入れやすい薬草茶なのでお試しくださいね。
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