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執筆者の写真ココロとカラダのアロマ鍼灸師 Mamiko

40代女性のお悩み│へバーデン結節

ココロとカラダのBestbalanceへ

アロマ鍼灸師のMamikoです。


40代。

今までとはなんだか違うココロとカラダ…

病院に行くほどでもないような?行ったほうが良いような?

そんな症状の一つに「へバーデン結節」と言われる疾患があります。

Pranaにもお悩みでいらっしゃる方、増えてきました。




そんなへバーデン結節とは?



1.へバーデン結節

簡単に説明すると

手指の第一関節が痛み、曲げにくくなり、変形をする疾患です。

指の甲側にコブ(結節)が出来ることが多いです。

40代以降の女性に多く見られ、レントゲンで診断されます。

感覚としては、「痛み」のほか、「指がむくんでいるような感じで曲げにくい」、「指を曲げる時にきしむような感じがする」などです。

「痛み」の感じ方は、個人差があるので、曲げるたびに痛い場合もあれば、痛みは少なくなんとなく曲げにくい、という方もいらっしゃいます。



ちなみに、リウマチは自己免疫疾患の一つで、CTや血液検査などから診断され、痛みなどの症状が現れる部位は手指だけでなく、関節に現れます。


指の関節なので、毎日痛い!

手を使わない日はないですよね。

PC作業の多いこの時代、なかなか厳しい疾患です。


変形しきるまでは、痛みが伴うので、ちょっとした期間お付き合いが必要になってきます。



2.原因

原因は不明ですが、

40代女性に多いことを考えると、女性ホルモン:エストロゲンの変化が大きいと考えられます。


また、手を使う機会の多い方に多いと言われています。

遺伝性はないようですが、血縁者(祖母さまやお母さま)にへバーデン結節の方がいらっしゃるとなりやすいようです。

実際、Pranaに治療にいらしている方は、大体の方がお母さまもという方です。



3.東洋医学的には

東洋医学的な原因としては「腎虚」と考えられています。


五行の1つ「腎」は、生命エネルギーに関わる働きを担っていて、

エネルギーを蓄えることはもちろんですが、エネルギーの中でも「先天の精=生まれ持ったエネルギー」の蓄積場所です。

「生まれ持ったエネルギー」なので、年齢とは反比例で年を追うごとに少なくなります。

へバーデン結節の発症しやすい年齢である40代からは、「先天の精=生まれ持ったエネルギー」不足で様々な症状が起こりやすくなります。


また、「腎」は、カラダの機能としては

生命エネルギーに関わるので「成長」「発育」「生殖」に大きくかかわり、

漢字の通り、「腎臓」にも関わるので、「水・体液」「血液」にも影響します。


エネルギーは「氣」ですし、血液は「血(けつ)」、水・体液は「水(すい)」

なので、東洋医学でいう人間の生理物質「氣血水」すべてに関わるという事ですね…


とっても大切な「腎」です。


なので、ヒトは「後天の精=生まれた後に自力で得るエネルギー」を補う必要があります。

飲食物から得るのです。


でも、なんでも食べればイイってもんじゃないんですね。

「腎」機能同様、内臓の機能は徐々に衰えています。

どの臓器が衰えるかは、個人差が大きいのですが、臓器の中でも「脾・胃」の機能が落ちてしまうと、飲食物を上手に効率よく氣:エネルギーに変換するチカラが落ちますので、「後天の精=自力で得るエネルギー」が獲得しにくくなります。


年齢に見合ったものや量を摂取しなければ、カラダの負担になるばかり。

気を付けたいものです。



4.治療など

痛み止めなどの投薬で痛みをコントロールする方法や手術する方法もあります。

ちなみにPranaでも行っているように鍼灸治療も有効ですよ。




5.Pranaの治療の経過

Pranaのお客様でも効果が出てきています。

治療にいらしたときに、ホームケアをお伝えしていますが、台座灸を毎日1壮(1個)行って1週間

「なんかいい感じがする♪から、もう少し続けてみる!」

と。

いらっしゃったときには「腎虚」に対する全身治療を行い、ホームケアではポイント灸!

という感じです。


一応、病院での鎮痛剤は、お守りとして持っているとのこと。

それぐらい、鎮痛剤の服用なし!というところまでになりました。


寒暖差(特に冷え)や月経周期(ルナサイクル)は全くの無関係とはいえない女性のカラダ。

自然の恵み(アロマやお灸)のチカラをベースにして時にはお薬のチカラに頼ることもQOL維持には必要かもしれません。

1つの事に頼らずに、上手にバランスよくお付き合いしていくことも

「ココロとカラダのBestbalanceへ」 です。







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