自律神経には「交感神経」と「副交感神経」がありますが、まずはその1つ「交感神経について」です。
1.交感神経
「交感神経」は簡単に言うと「活動・戦闘モード神経」です。
ココロもカラダも活発に動く神経。
イケイケゴーゴーの気分になったり、
やるゼーとやる気に満ち溢れたり、
負けないゾーと挑戦的になったり、
呼吸を早くして酸素のたくさん取り入れたりする働きがあります。
もう少し詳しく見ていくと
交感神経が働くと・・・ | |
目 | 瞳孔が拡大。視覚情報を集めやすくします。頭が冴えちゃう! |
口 | ネバネバ唾液。緊張するときのアレです。 |
心臓 | 心拍数Up⇧ドキドキが止まりません。 |
血圧 | 上昇⇧にカーっと血が上る感じ。高血圧予備軍 |
血管 | 収縮。細くなるので、高い圧で流れる血液に耐えられず、プチっと切れちゃうかも?血液が届かないから寒い! |
胃 | 活動低下。動く時間です。食べている場合ではありません。食べても未消化のまま… |
腸 | 活動低下。トイレに行っている暇もありません。便秘の原因に… |
膀胱 | 拡大。トイレに行く暇もありません。貯めておこう!膀胱炎になっちゃう⁉ |
呼吸 | 呼吸数Up⇧酸素をたくさん取り入れて、ちゃっちゃと動きます! |
発汗 | 体温を下げるために、汗かきまくり! |
筋肉 | 緊張。しっかり動くために気を引き締めます。コリハリの原因! |
副腎 | ストレスに負けない物質をバンバン出して、動き続けます! |
膵臓 | インスリン低下⇩血糖値が下がりません |
肝臓 | グリコーゲン分解。動くためのエネルギー源を作るために、バンバン分解します。 |
動くためには、カラダにとってはたくさんのエネルギーと酸素が必要です。
そして、ココロも常にアゲアゲの状態を保つ必要があります。
そのため、働く時間は、日中がメイン。
太陽にリズムで言えば、日の出から日の入りまでです。
2.副交感神経
「副交感神経」は簡単に言うと「休憩・リラックスモード神経」です。
ココロもカラダもゆるっと過ごすための神経。
のーんびり気分になったり、
眠くなったり、
エネルギーを蓄えたり
お休みモードになるためにココロとカラダを落ち着かせる働きがあります。
リラックスしている時って幸せです。
副交感神経の「副」はもしかしたら「福」なのかもしれません。
働きを詳しく見ていくと
副交感神経が働くと・・・ | |
目 | 瞳孔が縮小。情報はいりません。今日はcloseです。 |
口 | サラサラ唾液。食べ物分解&スムーズに胃へ送ります! |
心臓 | 心拍数down⇩穏やかな状態。 |
血圧 | 下降⇩必要なところだけに送ります |
血管 | 拡大。太くなるので流れもスムーズ♪ポカポカしてきた~ |
胃 | 活発。腸にも送るし、エネルギーも作っておかないと! |
腸 | 活動Up。便を作ってどんどん出さなきゃ! |
膀胱 | 縮小。出してスッキリ!貯めないカラダです。 |
呼吸 | 呼吸数down⇩酸素も必要最低限でOK! |
発汗 | この働きは関与してないの… |
筋肉 | ゆるゆる~。まったりしてます。 |
副腎 | この働きも関与してないの… |
膵臓 | インスリン分泌⇧エネルギーを作る準備。血糖値が上がらないようにしないと |
肝臓 | グリコーゲン合成。危機的状況の時のために貯めておくの! |
いざ、動くためにエネルギーを貯蓄・準備しておくことも必要です。
作りながら動くのではなく、作る時間も必要という事。
そのため、働く時間は、夜がメイン。
太陽にリズムで言えば、日の入りから日の出までです。
3.まとめ
交感神経と副交感神経の働き方はほぼ逆ですね。
働く時間も別です。
2つで1つの神経。
24時間、お互いが気持ちよく働くために役割を分担しています。
皆さんの自律神経神経の働き方はいかがですか?
ちょっとズレている方が多いと思います。
ズレているうえに過剰労働になっているのではないでしょうか?
地球の自転がややズレているように、自然界のリズムも若干ズレているので、ヒトには調整機能が備わっています。
そのため、自律神経の働きのズレも多少の事なら、調整することが出来るのですが、放置すると、カラダとココロに負担がかかり、調整が追い付かなくなり、効かなくなってしまうのです。
自律神経が2種類あるのも調整機能の1つ。
2つの神経がバランスを取って、ちょうど良い状態を保ってくれています。
でも、ヒトですもの。
疲れます。
自分の事で精一杯でもあります。上手に立ち振る舞いが出来なくなります。
その状態になる前に調整・リセット時間が必要になります。
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