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日常に潜む3大老化とは?│老化原因その③

老化と加齢は一致しない「老化≠加齢」

加齢はすべての人に同じスピード

老化は個人差


そんな老化の原因その③は・・・




3-1.原因3「炎症」

3大原因の最後、3つ目は、「炎症(えんしょう)」

赤く腫れることが多いことから、炎症は火事と例えることが出来ます。


炎症

赤く腫れる以外に炎症には5大徴候というものあり、見極めの指標となります。

発赤:赤くなっている

熱感:触れると熱い

腫脹:腫れがみられる

疼痛:痛みがある

機能障害:動きが制限される


です。


肌(皮膚)や筋肉での炎症ならば、赤みや腫れなどは見る、熱感は触れる、痛みは感覚として、動きの制限は痛みと共にもしくは違和感として自覚することが可能です。


カラダの中でも炎症は起こります。

その場合、赤みや腫れは医療機関での内視鏡やカメラ、レントゲンなどの検査を受けないとわかりませんね。

でも、消化器系の代表的な炎症、胃炎や腸炎などは機能障害として、胃もたれや膨満感、胃痛、下痢・便秘、ガスが溜まる・臭いなどの症状から感じ取ることが出来ます。


こんな「炎症」は、加齢に伴って起こる慢性的な低悪性度炎症であり、「炎症老化」と言われ、老化の原因の一つとして考えられています

年齢を重ねると、「食べられなくなった」とか「油物を食べると胃もたれする」などが炎症による内臓器の老化の1つにあげられます。


この炎症は、細胞間情報伝達の変化と関連し、

・免疫老化や自然免疫の機能不全

・獲得免疫の変化

に影響される可能性があります。


その炎症が長期的に続く慢性炎症は、

・DNA損傷やミトコンドリアの機能低下

・テロメア(染色体の末端部分の事)の短縮

・プロテイン(たんぱく質:臓器や皮膚、髪、爪など)の異常

を引き起こす可能性があり、細胞の老化を促進します。


加齢以外の「炎症」を加速させる原因は、

老化細胞の蓄積

・免役の変化(低下)

・肥満

・質の悪い睡眠、睡眠不足

・ホルモンバランスの乱れ

・ストレス

・副腎疲労(免疫機能を抑制)

・腸内環境の乱れ

・食品添加物の摂取

・トランス脂肪酸(マーガリン、ショートニング)摂取

・歯周病

・喫煙


などです。


老化細胞とは、限界まで頑張って生きた(細胞分裂を限界まで繰り返した)細胞や損傷を受けた細胞のことで、通常は「細胞老化関連分泌因子(SASP因子)」と呼ばれる炎症物質を分泌し、マクロファージなどの免疫細胞を呼び寄せ、老化細胞は体外に排出されます。

しかし、年齢を重ねるとこの作業が滞りやすくなり、老化細胞が蓄積されたり、更に長期にわたる蓄積で炎症物質が分泌され続けるため、周囲の組織にさらなる炎症反応や細変性を起こし、発がんの促進を引き起こす可能性があります。


加齢により免疫の獲得が落ちます。そのため、自身が持つ免疫の変化が起こり、炎症を抑える能力が下がり、慢性炎症状態を誘導し、老化細胞が増えて蓄積すると言われています。


3-2.炎症対策

加齢が大きな原因なので、難しい面もありますが、


①生活習慣の見直し

②抗老化薬の服用

③定期的な運動

④フィトケミカル(ファイトケミカル)を多く含む食事

⑤オメガ3の摂取


・フィトケミカル(ファイトケミカル):植物が紫外線や昆虫など、植物にとって有害なものから体を守るために作りだされた色素や香り、辛味、ネバネバなどの成分のこと。


などがあげられます。


抗老化薬という薬は現実的ではありませんが、生活習慣の中でも食生活の見直しでサプリメントの活用は簡単で取り入れやすいと思います。


また、定期的な運動ですが、運動と言うと「ジョギング」「ランニング」「ジム」などを連想する方が多くハードルが高いと思いがちですが、いきなりする必要はありません。

今よりも少し体を動かす時間や量を増やすだけです。

よく言われるウォーキング。

日頃していないなら、始めるだけでOK。行う日数を徐々に増やしたり、距離を延ばしたりすればOKです。

ジムに行かなくても、壁で腕立てや、階段を一段とばしで上がる、買い物荷物を上下にあげるなど、出来ることは色々とあります。


⑤のオメガ3オイルには、抗炎症作用があるため、対策の1つとして積極的に摂りたい栄養素です。




3-3.Pranaで可能な「炎症対策」

アウターケア

お肌の不調にはやはり「フェイシャル90分(美容鍼orアロマフェイシャル)」

美容鍼で全身を調えることも可能ですし、スペシャルパック付にすることで、即効性は抜群です。

酸化・糖化ケア同様、継続は必要です。

加齢は常に進んでいるので。


カラダの炎症にお悩みの場合は「鍼灸」です。

「鍼灸」では、鍼や灸を行う事で皮膚や筋肉に微小なキズを付け、免疫細胞や免疫及び修復機能を活性化するというメカニズムがあります。

鍼灸では、炎症を起こしている部位に行う事もあれば、経絡というツボとツボの連絡経路を活用することで炎症部位とは遠い部位に鍼灸を行い、炎症部位へ伝達するという方法があります。

内臓器への働きかけは、このようなメカニズムを利用しています。

消化不良だから胃に鍼をするという事は出来ませんが、胃への伝達経路「経絡」と伝達ポイント「ツボ」を利用して、胃へ情報を届け、更には全身への情報共有のような形で、調えていきます。


内臓器に対しては、直接的ではなく、間接的に様々な経路を通りますし、途中の経路で渋滞などがあることが多いため、回復までに若干時間が掛かるケースが多いです。

但し、グイグイごり押しで情報伝達をするわけではないので、鍼灸治療においては副作用(副反応)が少ないのが良いところです。


インナーケア

表面をキレイに調え、情報伝達のスイッチをONにすると同時に行うと良いのがやはり、インナーケアです。

炎症反応を鎮静化させるための栄養をしっかりと補給することが大事。

補給しても吸収が出来ないと、炎症部位へは届かないので、1つ目は「ファスティング」で吸収力Up

消化器系を休養させ、腸をキレイにすることで吸収力が上がるだけでなく、免疫力のUp(腸には免疫細胞約70%が集まっています)、細胞の活性化も可能です。

ファスティングは、オートファジー化を助けるので、老化細胞の蓄積が予防できると考えられます。

*オートファジー:細胞の自浄作用のこと。細胞内を正常な状態に保つために、細胞内の物質(細胞内の変性タンパク質や不良ミトコンドリア、さらには細胞内に侵入した病原性細菌など))を自ら分解する自食作用のこと。リサイクル業者のような働きのことで、生命維持に欠かせない細胞がもつシステムです。




キレイになり吸収力がUpした段階でオメガ3を摂取すると効率的です。

オメガ3オイルは酸化をしやすいので、抗酸化作用のあるもの(ビタミンCやビタミンE、フィトケミカルなど)と一緒の摂取が良いのですが、酸化しにくい状態のサプリメントとして「クリルオイル」があります。




4.まとめ:3大老化のトータル的な対策のコツ

主なる原因は様々ですが、基本は日常生活にあります。


この日常生活を変えるという事はとても大変です。

何も考えずに出来ることが習慣化しやすいので、帰宅後の手洗いやうがいなどのように続けられることから始めましょう。


今まで「老化」は美容分野で使われることが多かった言葉ですが、今や「カラダ・ココロ・全身」に使われる言葉に変化しています。


人生100年時代と言われる所以ですね。

健康な状態を長く続けていくか?です。


女性は特に40歳が近づくと様々な変化を感じやすくなります。

おそらく期限のある臓器「卵巣」を有しているからかもしれません。

卵巣は、卵子を育む臓器。

妊娠出産は大きなエネルギーを必要とし、一生稼働し続けるのは大きな負担です。

そのために期限があるのだと思います。

その調整を行うのが「更年期」という期間。


この期間で起こる変化は細胞レベルで多岐に及んでいます。

その細胞のベストな状態を作り、保つための方法も様々です。

細胞一つ一つが異なり、育つ環境も異なるため、ひとりとして同じBestBalanceは存在増しません。

個人個人、様々です。


あなたのココロとカラダが発しているサインはあなたの細胞が発しています。

そのサインを受け止め、適した方法で対処し、MyBestBalanceで過ごす。

そんな女性が一人でも多く増え、活躍できるサポートが出来たらと思っています。




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